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デザイン家具のコーディネート

デザイン家具をひとつ購入してお部屋に置いたとしましょう。
デザイン家具は単体で気に入って購入しても、いざ部屋の中においたら自己主張が強く、統一感が出なくなるのではないでしょうか?
アクセントにもなりますが、一歩間違うと家の中で浮いてしまうかもしれません。
しかし、もしデザイン家具を上手にコーディネートすると、まるで雑誌やドラマに出てくるような、お洒落な空間を演出することだって可能なのです。
デザイン家具は無駄が少なく、とてもスタイリッシュなので、それに合わせて、すっきりとシャープに魅せることを意識したコーディネートがポイントになってきます。
また全体的にテーマを決め、色や素材、造形の統一感を出すことも必要です。
デザイン家具には、スチールや革、ガラスなど、人工的な素材を使ったものが多いですが、色は使い過ぎずに、メインカラーを色みの感じにくい低彩度のものや、モノトーンを中心に用いると、すっきりと、落ち着いたお部屋にコーディネートできます。逆に、メリハリのある印象にしたい場合には、空間のアクセントとして明度差の大きい色を使い、楽しい印象にしたい場合には、明るい色を何色か組み合わせてもよいでしょう。
内装材は、あまり主張の強くないものを選びます。
壁紙ならば、凸凹のない、無地調の壁紙がおススメですし、床材は、フローリングやカーペット等、仕上がりがフラットでシンプルなデザインのものが合うでしょう。 また、小物にもこだわりたいです。ガラス素材の照明器具やモダンな壁時計、軽いタッチのリトグラフなどを飾ると、お部屋のアクセントととなり、より完成度の高いトータルコーディネートができるでしょう。

家具デザイナーとデザイン家具のコーディネイト例をご紹介します。

★テーマ:シックモダン
★コンセプト:イタリアモダンの洗練と日本の美意識の融合
・ チェア:SLING CHAIR デザイナー:Le Corbusier
スリングチェアは非常に単純化されたエレメントで椅子としての機能を構成したコルビジェの家具デザインを代表する傑作です。
「自由に動く背を持つ椅子」として世界的にも有名で、その幾何学的なイメージのもつ斬新さは現代においても人々の美意識を魅了してやまない完成度を誇っています。
・スタンドライト:PHランプ デザイナー:Poul Heninngsen
気鋭のアーキテクト、ポールヘニングセンのデザインPHランプは物や空間を正しくみせる為弊害となるグレアを防ぎ、柔らかい影の効果を生むことに優れ、良質な光を放ちます。

★テーマ:ナチュラルオーセンティック
★コンセプト:木質感のぬくもり
・チェア:606 BARREL デザイナー:Frank LIoyd Wright
1904年ダーウィンDマーチン氏の家の為にライトがデザインしたバレルチェアが最初でした。
ライト自身が非常に気に入りウィスコンシン州タリアセンにある自分の居間用としても作らせ使用したデザインです。
・スタンドライト:TALIESIN3・TALIESIN1 デザイナー:Frank LIoyd Wright
フランクロイドライトの「有機的な建築」は建築全ての要素が、その構造や建築の本質にとって不可欠であるようにデザインされています。
ライトの住宅の為にデザインされた有名な照明器具のコレクションが現代に復元されました。
・ダイニングチェア:601 ROBIE1 デザイナー:Frank Lloyd Wright
縦の細い木片を並べて構造の背もたれの高いデザインは、ライトが食事の間、テーブルに引き寄せた全ての椅子がその部屋の残りの空間に対する間仕切りとしての機能を持つように考えられています。
規則正しくそろった断面が作り出すシンプルな直線的構成がモダンな美しさを表現しています。

★テーマ:シンプルモダン
★コンセプト:天窓から光が差し込む書斎
・チェア:CHAISE LONGUE デザイナー:Le Corbusier
「傾きが連続的に変わる寝椅子」はコルビジェの独創性と革新性をあますところなく伝えます。
曲線のゆったりとした優雅さと身体の線にあわせて細かく曲げられた上面の人間工学的アプローチの対照的な2つの線の結合で伝統的なロッキングチェアに変わる新しい安楽椅子を発想した名作です。

★テーマ:ナチュラルコンテンポラリー
★コンセプト:懐かしさを感じる空間
・チェア:Yチェア デザイナー:Hans J Wegner
デンマーク・モダン・デザインの代表的家具デザイナーのウェグナーのYチェアは単に美しいだけではなく、とても座りやすく随所にこだわりを感じさせる名作です。
Y字の背あてからの命名で使うほどに味が出て、生涯使い続けることのできる逸品です。
・スタンドライト:バイオライト デザイナー:Ross Lovegrove
世界的に活躍しているロス・ラググローブが開発を手掛けたデスクライトです。
目に優しい光として定評のあるバイオライトの光学的機能を生かしながらオーガニックデザインというコンセプトをもとに開発されました。
デザイン、機能共に計算しつくされたスタンドです。

★テーマ:シックモダン
★コンセプト:五感に響くモダンフェルム
・チェア:Grand Comfort デザイナー:Le Corbusier
金属パイプのフレームに革のクッションをはめ込む様式のソファ。
単純な構成で最大の快適さを形つくるコルビジェの狙いはGRAND COMFORT(大いなる快適)と名付けたところにも伺えます。
華奢なフレームと肉厚のクッションのボリューム感の逆説的な対比は、このソファのくつろぎを効果的に印象付けています。 ・サイドテーブル:E-1027 デザイナー:Eileen Gray
アイルランド出身のデザイナー、アイリーン・グレイ。
近年になってその作品の魅了を見出され、リプロデュースされたことで世界的にも高い評価を得る事になった。
1972年に英国王立芸術家協会おり王位産業デザイナーに任命、ニューヨーク近代美術館コレクションとなっている。

★テーマ:和モダン
★コンセプト:陰影礼賛のある和室
・スタンドライト:AKARI デザイナー:イサム・ノグチ
世界でも高い評価を受けている彫刻家、イサム・ノグチによる光のオブジェ AKARI。
和洋どちらの空間にもなじむデザイン。
シンプルな形ゆえに微妙な質感がいっそう際立ち、和紙を通して広がるあかりに抒情的なニュアンスが生まれます。